実際に居たダメな英語コーチ3選
- Toshiya Haraguchi
- 2023年1月16日
- 読了時間: 6分
コーチの仕事は受講生の英語力が最も効率よく伸びるように学習計画を立てて、「英語が話せる」と言えるレベルになるまで、併走することですが、コーチの良し悪しはかなり人によります。
私自身東京で3社の英語コーチングスクールで働いていましたが、スポ根のような熱血タイプ、カリキュラム通りにきっちりこなすタイプ、カリキュラムは気にせず自由に教えるタイプ等さまざまです。スクールの方針としても、スクリプト通り全く同じように導入ができるように研修を行うスクールもあれば、特に決まったスクリプトが無いスクールもありました。コーチの役割面でも、受講生が入った後に事務係が積極的に生徒と予約や契約内容を確認するところもあれば、ほぼ全てコーチに丸投げで問題があった時に相談するといったスタンスのスクールもありました。
そんなコーチングスクールの酸いも甘いも知るTobyがプロの視点から英語コーチの見極め方をお伝えします。

実際に居たダメな英語コーチ3選
これまで、日本では3社で英語コーチとして働いたことがありますが、実際に会ったヘンテコ・コーチを紹介します。
コーチ自身に出来ない発音がある
コーチ業界老舗大手のスクールで正社員をしていた頃の話ですが、こちらのコーチングスクールでは経営陣や社長は一切英語を話せないため、基礎的な発音ができていなくても分からずに採用されてしまう節がありました。ラーナーやコーチの成績はTOEICの点数でのみ管理されていたため、得点が上がらないようなスキルは丸っと削ぎ落としたカリキュラムで、研修内容も導入スクリプトを丸暗記することがメインの研修でした。
体感ではコーチングスクールにいたコーチの半分くらいは正しく発音できない音がある状態で教えていました。
海外経験が無いコーチは英語の発音をコンプレックスに思っている方が多い印象でしたが、実際隣で授業をしている時には、どちらが生徒なのかわからないレベルになっていることもありました。
衝撃的だったのは、英語耳ゲーというLとR発音の聞き分けアプリを試したもらったところ、本当に半分くらいのコーチが聞き分けできていなかった点です。すでに何年もコーチ経験ある人にもこの症状は見られたので、2名の英語が話せない日本人が間違った発音で先生と生徒役で練習している不思議な状態でした。
発音だけが英語の全てではありませんが、日本語で言うところの「あいうえお表」に発音できない文字がある状態で日本語講師をするのが難しいのと同じ理由で、最低でも単語単体での正しい音がわからない状態で英語コーチをするのは難しいと言わざるを得ません。
生徒の立場でコーチの発音を判断をするのは極めて難しいですが、発音は指導の優先順位が高いため、苦手な発音に関して初回で積極的にコーチに質問してみましょう。
https://apps.apple.com/jp/app/%E8%8B%B1%E8%AA%9E%E8%80%B3%E3%82%B2%E3%83%BC/id433419223
コーチが話し過ぎて生徒のトレーニング量が少なすぎる
同じくコーチ業界大手のE社で働いていた頃ですが、きっちりとしたカリキュラムやメソッドが確立されたE社でも、4割くらいのコーチは生徒の英語力がなかなか上げられずにいる状態でした。同じコーチングスクールでもコーチの実力はかなりバラけます。もちろんどのコーチがついても英語力が上がらない生徒は一定数存在しますが、どの生徒をつけてもあまり英語力を上げられないコーチがいることも事実です。
こういった生徒の英語力がイマイチ上げられないコーチに共通している点としては、コーチが話している時間が長すぎる点です。
外から見ると熱心に指導をしているように見えますが、生徒の英語力が上がるのは「できない→できる」に変わる瞬間のみです。これはトレーニングで実際に生徒がタスクをこなす中でのみ起こるため、コーチが日本語で話している間は生徒の英語力は一切上がっていないと言えます。
例えば、同じ1時間でも野球のバッティングを教える際に下記のどちらの方が早くできるようになるでしょうか?
・バッティングの打ち方について足の位置、腰の使い方、バットの角度等プロの秘伝を1時間聞く
・20回ほど素振りをしてコーチが角度やフォームを修正、20球ほど止まっているボールを打たせてコーチが指導し、正しく打てるまで繰り返す。20球ほどゆっくり飛んでくるボールを打たせ、本人にうまくできる時、うまくできない時の状態を言語化させ、コーチがフィードバック。
教育学を学んだことがある方なら即答で後者となりますが、教育学に触れていない経営陣にはなかなか分からないポイントなんだろうなーと思います。
説明が多くなる初回や無料体験で見極めるのは難しいですが、レッスン時にご自身が英語を使っている時間が極端に少なくないか確認し、その場合にはコーチ変更をお勧めします。
コーチングではなく英会話になってしまっている。
コーチング業界でよく起こることですが、英会話は先程の野球の例だと試合形式になります。野球を始めたての方がプロ球団の中でいきなり試合をするようなイメージです。試合自体は楽しいかも知れませんが、バッティングも、ピッチングもボールの捕り方もわかっていない状態で試合だけを毎週行ってもプロのような動きになかなかならないことは予想できるかと思います。
多くの野球コーチがキャッチボール、素振り、簡単な山なりのボールのバッティング等から教え始めるのと同じように、ある程度のレベルに達していない方の場合、「試合」に時間を使い過ぎてしまうとなかなか英語力が伸びない原因になります。ネイティブや帰国子女との英会話で練習試合を行うことは学習の終盤では重要になりますが、初中級者のレベルだと「聞き取れた」や「通じた」と英語力が上がったような気持ちになるため、モチベーション確保としては良いのですが、それだけになってしまうと「2年間英会話を習っていますが、TOEIC900点が取れない」といった英会話学校の養分になってしまいがちです。
コーチの立場としては英会話をメインに行ってレッスンが終わり、長期期間月謝をもらえるのであればこれより楽なことは無く、受講生の満足度も上がりやすです。そのため、受講生にとって痛い「現在の課題」と腰が重くなる「克服に必要なトレーニング」に向き合うよりかは英会話形式で進めたくなってしまうコーチが多いのだろうと思います。
そうは言っても、「課題と課題克服のトレーニング」だけを詰め過ぎても受講生のモチベーションを保つのが難しくなることもあるので、受講生の様子を観ながら、課題克服の時間と楽しい英会話の時間のバランスをとって進めていけるのが理想のコーチングだと考えています。
Toby Englishでは日本で英語を学び、4カ国で英語を使って仕事をしているTobyが短期間で確実に英語力が上がるようあなたの課題に向き合ってコーチングいたします。
初回のカウンセリングは無料になりますので、お気軽にご連絡ください。




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